華の手足は少しずつ、でも確実に動かなくなっていた。
部活ではキャッチミスが目立つようになりよく転ぶようになった。
走るのも遅くなり体力も前よりなくなっていた。
大会まであと1ヶ月。
華はAチームからBチームに落とされた。
そんな華の異変に気づいたチームメイトたち。
「華、最近調子悪い?」
「え?」
「前じゃ考えられなかったキャッチミスとかするし、最近よく転んでるし。」
「先輩最後の試合まであと1ヶ月しかないから頑張りすぎてから回ってるのかな笑」
「どっか悪いとかじゃないの?」
「全然そんな事ない!疲れすぎかな?笑」
「なんだー笑早く調子戻しなよ!うちら1年のエースなんだから笑」
「わかった笑ごめんね…」
「なんで謝るのよ笑じゃあね!」
「バイバイ!」
みんなも異変に気づいて来てる…
これからどんどん動かなくなっていくんだ。
これ以上動かなくなったら私…
「バスケ、出来なくなっちゃう…泣」
体育館で1人、華は不安に押しつぶされていた。
