「2つ目のわがままはなんだ?」
「2つ目は…前の家に帰りたい。」
「前の家…?」
「そう。小学4年生まで生活してたあそこ。」
「なんでだ?」
「会いたい人がいるの。約束したことがあるの。」
「ふふ。律輝くんね?笑」
「え、なんで知ってるの…?」
「お母さんはなんでも知ってるのよ?笑」
「おい、なんだその話は…」
「女の子だけの秘密の話だよね?華?笑」
「う、うん笑」
「なんだよ教えてくれたっていいじゃないか」
「そのうちわかるわよ笑」
「もうお母さんやめてよ笑」
それから私たちは瀬戸先生のところに行った。
治療を受けない事を報告すると
「わかりました。じゃ飲み薬だけ出しとくからそれはちゃんと飲むこと。わかった?」
「はい。あ、でも私引越すんですけど…」
「じゃ、紹介状書いとくから薬なくなったらそこで貰って。」
「ありがとうございます。」
「じゃ、今日で退院していいよ。またなにか不安なことがあったら何時でも来ていいからね。」
「はい!ありがとうございました!」
私は退院した。
