その次は、大学の時。いくつになっても人は学ばない、、
大学になってからも人を傷つけてしまった事が何度かあった。

大学は久しぶりの共学だった。
久しぶりの男性に少し緊張したものの、同性の友達は割かしすぐできた。

そしてその友達が、同じゼミの男子を傷つけるきっかけを作ってしまった。
私はその友達の事が恋愛並に大好きだった。

友達の名前はみのる。
みのるって名前だけど、ちゃんとした女の子だ。親からはあんたと顔似てるねと言われるほどだった。ただ、性格は違った。

その子にお母さんと言っちゃうほど包容力に溢れていて、一緒にいるとものすごく落ち着いた。ドキドキ感はなかったけど…その子が休みだと少し悲しくなった。
その子は基本1人行動が大好きで、遊びに誘っても滅多に出てこない子だった。それが少し不満でもあったが、逆に燃えるきっかけでもあり夢中になった。

大学の図書館でみのるがいないかいつも探してた。見つけた時は抱きつくほど嬉しさに溢れてた。

ある日、みのるが同じゼミの男子に告られた。


みのるは男性が苦手というより、恋愛的な好意を抱かれることが苦手だった。

だから、その男子に気持ち悪さを感じており、
私に逃げてきた。

また、チャラいの無理…とも言ってきた。

私はありのままをその男子に伝えた。少し盛ったかもしれない。自分がしたことは覚えてないが、心無い言葉で男子を傷つけてしまった。

別に私は嫌いじゃなかったのに…。


しかもみのるはその男とご飯に行ってた。

それに対しても嫉妬した。


けど、大学なんてゼミが変われば、ゼミメンバーとは疎遠になる。

男子を傷つけたことに対する申し訳なさと、
傷つけなければワンチャン自分にも恋愛の可能性あったのになぁーなんて後悔と、
他人の言葉は友達でも信用するに値しないということを学んだ。

それが大学の時…


そんな性格の悪い自分だからこそ、彼氏はいなかった。
勿論、男友達もいなかった。

そして就職。

同性と付き合いたいわけではないし、嫌悪感がある。けど、同性の方が魅力的に感じる葛藤。


いつか答えが出る日はあるのか、それを待つ日々を今も尚続けてる。