サチカ「わーゴムつけたら牙みたいだよ〜泣」
ともちゃん「大丈夫!可愛いよ!
痛いからってすぐ外しちゃダメだよ!
サチカ私これからバイトだから行くね!
サチカは4限がんばって!」
そういってともちゃんは急ぎ足で学食をあとにした
ひとりになったサチカ
慣れないゴムを舌で触りながら
口を上下にひらきゴムの感触を確かめる
ダサいなぁ。。。
こんなの誰にも見られたくない
4限の教室にひとりで移動してると
「サチカ!」
同じクラスの拓実が声をかけてきた
「あ、拓実」
サチカは矯正器具が見えないように手で口を隠す
拓実「今から四限??」
サチカ「う、うん。拓実は部活??」
拓実「うん!!がんばってね!!!」
サチカ「ありがとう😊拓実もね」
口をすぼめながら話すサチカ
拓実「😕?」
拓実「サチカ、なんか今日変じゃない??なんかあった??」
サチカ「え?な、なんもないよ!!!」
思わず大きな声を出してしまったサチカの口からは
銀色のブラケットと付けたばかりの顎間ゴムが伸びる
拓実「あ、サチカ。歯に、、、なんでもない!」
拓実「元気出せよ!またね!」
そう言って拓実はニッと笑い体育館にむかった
拓実、、、絶対気づいたよね、、、、、
装置のこと気づいたけど触れてこなかったのかな
拓実の優しさなのかな、、?
てか、拓実の歯は白くて綺麗に並んでて羨ましいな
矯正したことあるのかな?
大好きな拓実には矯正のこと
触れられたくないなぁ
サチカは授業をうけてそのまま帰宅した
