嘘つきは恋のはじまり✗ 恋の終わり???


深瀬が家から布団を持って来てくれた



「布団なんていいのに
床でゴロゴロするの得意だから…」



何もないフローリングに
深瀬が布団を敷いてくれた



「あ、ジャージも持ってくればよかった?
着替えないだろ?
取ってくるよ、待ってて…」



「あ、持ってきたから大丈夫だよ
1泊ぐらい実家に泊まろうかな…って
思ってたから一応準備してきた」



ここに住んでたんだ

深瀬のカノジョ



どんな家具があって
どんな生活してたんだろう



部屋の隅に本がたくさん積み重ねられてた

本好きだったのかな?

深瀬もよく本読んでたな…



深瀬とカノジョの
思い出の場所



「草薙、疲れた?」



「ん?なんで?」



「なんか、眠そうだったから
寝るなら、オレ帰るよ
草薙、明日は何時に帰る?」



「明日…まだ決めてない」



別に向こうに帰っても
特に用があるわけじゃない



「明日さ
ちょっと一緒に出かけない?」



「ん?
さっき言ってたMARIOのクレープ?」



「それもいいけど
行きたいところあって…」



「どこ?
なんか楽しいところあるの?」



「楽しくは…ないかも…
オレは好きだけど
あ、ただ古本屋なんだけど…」



「あー、昔ふたりでよく行ってた?」



「うん
いらない本出してきたいんだ」



「あー…」



部屋の隅にあった本


なんだ
ゴミ出しの手伝い?



「つまんないか…」



「いいよ
一緒に行く」



「せっかくこっち帰って来たのに、ごめん
そんなの手伝わせて
その代わり、MARIOのクレープ2個おごる」



「えー、そんな食べれないよ」