嘘つきは恋のはじまり✗ 恋の終わり???


今日は駅まで送ってくれた



「夕飯、食べてかなくて大丈夫?」



「うん
弟帰ってくるかもしれないから…」



自分からなんとなく深瀬の匂いがして
ドキドキする


別に抱き合ったわけでもないのに…

クッションと間違えただけだからね!深瀬


付き合ってた時でも
あんな密着したことなかったな


深瀬が近い


今も人混みの中、肩が触れてる



「いいね…弟って…」



「ん?なんで?
あ、深瀬ひとりっこだもんね」



「そーだけど…
そーじゃなくて…」



「ん?
あの生意気な弟ならあげてもいいよ」



「弟が欲しいわけじゃない

家族って、好きとか嫌いとか関係なく
無条件にずっと一緒じゃん」



「たしかに…そーだね
でも、いろいろあるよ」



「いろいろって?ケンカとか?」



「ケンカもするけど…
私と弟ね
血が繋がってないの」



「え、そーなの?」



「うん、隠してたわけじゃないけど
言う必要もないかな…って
今まで深瀬に言わなかった」



「そっか…」



深瀬が黙った



空気が重くなった

私があんな話するから



歩くたびずっと触れてる肩

でも何考えてるかわかんない



「弟と血が繋がってないの
気にしてないから、大丈夫だよ」



「草薙が気にしてなくても
オレが気になった」



深瀬、優しいからな


私のことなんて心配しなくていいのに…

いつも思う



「深瀬、お腹すいた?」



「急になに?
なんか食べてく?」



「お腹空いたから元気ないのかな…って」



「ハハ…それ、子供じゃん
じゃあ、空いた
お腹空いた
弟のご飯だけじゃなくてオレにも作ってよ」



やっぱりカノジョいないと
寂しんだ



「深瀬はまたすぐできるよ!
ご飯作ってくれる人」



「それって断わられたよね?オレ」



断わったわけじゃないけど
どぉ返したらいいかわからなかった



「草薙の弟が羨ましいな…

弟にまで嫉妬して
オレ、どーかしてるよね」



私は深瀬が他の女の子と一緒にいたから
嫉妬してしまった


深瀬もそんな気持ちになることあるんだ



「変なの、深瀬

嫉妬されるようなこと何もないよ」



「嫉妬するって
気持ちがいっぱいいっぱいなんだよね」



深瀬が浮気したと勘違いした時

私もそんな気持ちだった



気持ちに余裕がなくて

辛かった



「草薙、また辛い顔した
迷惑だよね、ごめん」



深瀬に謝られた



目の前にいる深瀬も
辛そうだった



迷惑なんかじゃないけど
深瀬の気持ちを

うまく受け止められない



たぶん私も好きだよ

深瀬のこと



でもなんか…こわいんだ

また繰り返すの



うまくいかないね

私たち