嘘つきは恋のはじまり✗ 恋の終わり???


「ねぇ、深瀬
スカートだとゴロゴロしにくいから
なんか履くの貸してよ」



私、本気でゴロゴロする気だ

家にいるのと同じじゃん!



なんのために新しいスカート履いてきた?



「草薙、コレでもいい?」



深瀬が部屋着を貸してくれた



「ありがと
あ!懐かしい
高校の時のハーフパンツ」



「学校のジャージって結構着心地よくて…」



「わかるわかる!
私なんて中学の時のジャージもまだあるよ
好きな人の名前が入ったジャージとか
卒業する時もらうの憧れだった」



あ…
変なこと言った


私たち卒業まで付き合ってたら
深瀬のジャージもらってたかな?



深瀬
誰かにあげたかな?

ココにあるってことは…あげてない

でもハーフパンツじゃなくて
上着あげたとか…?



「草薙は何て名前の持ってんの?」



「え?
私は誰のも持ってないよ
草薙だよ」



「へー…
実家行ったら他の名前あったりして…」



偵察?

深瀬、気にしてる?



「怪しんでもホントにないから!」



コレはホント

嘘じゃない!



深瀬の他に好きな人なんていなかったし…



「草薙、カラダ痛くなると悪いから
ソファーいいよ」



あ、そんなに気にしてなかった?

なんだ…



「私も床がいいな」



「え、なんで?」



「ん…いいの、いつも床だから」



深瀬と同じ目線がいい

なんて言えない



「じゃあ、クッション使って」



「うん、ありがと」



ハーフパンツの裾にある名前をなぞった



深瀬のジャージ、欲しかったな

それも言えない