家に着くと里沙は決まってコンタクトを外して眼鏡に帰る、本当なんでも無い事だが里沙にとっては大切な行いだった。

会社用の自分からプライベート用の自分に変える、会社で猫を被ってるわけではないが、切り替えを大切に里沙にとっては大切なことだった。


「は〜今日も一日疲れた」

冷蔵庫からビールをとり缶を開け飲み干すとごみ箱に捨て、お風呂に入りそそくさと就寝した。

−−明日は金曜日いつも彼氏の居ない里沙はBARで最終まで働いていた−−


携帯の新着メールを確認して里沙は、眠りに着いた。



−−金曜日−−

「おはょ−ございます!今日は金曜日ですし、飲みにでも行きませんか?」
笑顔で誘って来る後輩に里沙は

「も〜、しょうがないな今日だけだょ!!」
「やった−じゃあ今日は里沙先輩のおごりってことで♪」

そう一言だけ残し後輩透は行ってしまった。

あ〜ぁついてない・・・・・と思いつつも、後輩から慕われる事はいいことだと里沙は思っていた。
しょうがない!と割り切り、朝から会議ねあった里沙は会議室に必要書類を持ち歩いて行った。

「あ!岡室さんおはようございます」
「あ!マドンナおはよう!」
「「おはようございます」」
里沙は丁寧に一つ一つに返事を返して行った。


・・・ガチャ

あら、まだ誰も居ないのかしら?

今は開始15分前、会議の時早く来て諸々の準備をするのが里沙の習慣になっていた。