「里沙あいつ誰だ?」


「あぁ〜奴ですか!?奴は会社の同僚です〜」

「いいのか?お前の会社他で仕事禁止だろ?」
ま・・・こんなのが仕事に入るかは不明だけどな!

と呟き料理を里沙に渡した。


「大丈夫ですよ〜憂は心配しすぎ!!」
と一言残し里沙はホールへと消えて行った。


お待たせしました〜と危ないながらもしっかりと運んだ里沙は戻ろうとしたが


ガシッと腕を掴まれてしまった。

「あの、やめて貰えませんか?」

里沙にそう言われ大滝はハッと我に帰り里沙の腕を離した。
そしてカウンターに戻って行った里沙に莉雄は

「おい!さっき掴まれたけど大丈夫か? 嫌なら俺が一言言ってやろうか?」

「本当に大丈夫ですよ〜」

ニッコリ笑って里沙はホールに消えて行った。




ったく、あいつ何も分かってねーんだから!

そんな莉雄の呟きは里沙に聞こえる訳もなく。。
莉雄も仕事に戻って行った、が!!!やはり里沙が気になるらしくチラチラ横目で確認していた。


ガシャーンと案の定心配していたことが実際に起きてしまった