カレシが嫉妬を覚えたら

不可解な顔をされたけどそれどころじゃなくて〈打ち間違い?〉と煌くんに送ったら

〈間違ってない。俺の家に来て〉

そう再度メッセージが送られてきた。


断る理由がなくて、分かったと返信したけど首を傾げた。


なんでこのタイミング?私を家に呼んでどうするつもりなんだろう。


煌くんのおうちにお邪魔することになるとは思ってなかった。



「ゆづ、変な顔してどしたの」

「あの、ちょっと寄るところができたから一人で帰ります!ごめんなさい」

「ははーん、遊馬だな」



光には速攻バレたけど「こういう時ひとりが一番しんどいから、遊馬を励ましてあげて」と言ってくれて私はUターンして駅に向かうことにした。