さすがの私も直接的な敵意を向けられたらひとりで抱えこめなくて、光や秋華ちゃん風夏ちゃんに相談した。


光はバスケ部の子にうまく注意喚起してくれて、バスケ部の人たちは私に危害を加わることがないよう目を光らせてくれるらしい。


秋華ちゃんと風夏ちゃんは自分たちのクラスに伝えて仲間を増やしてくれた。


困ったら誰かに頼る。これは中学生の時光に言われたことだ。


当時の私は今よりもっとオドオドしていてよくいじめの標的にされていた。


その時「いじめは自分ひとりで解決しようとしたらだめだよ!」と光が教えてくれたのだ。


理不尽な目によく合う私だけど、幼馴染や友達に恵まれてよかった。


結果的にその週はあの3人から被害を受けず、決勝戦を見に来ることができた。