カレシが嫉妬を覚えたら

「ゆづの友達、今度デート行くんだって?」

「あ、うん。そうみたい。風夏ちゃんいい子だけど恋愛に後ろ向きだったから、やっと前に進めて嬉しい」



煌くんが話題を変えたからその隙になんとか顔の火照りを鎮めよう。


ぱたぱたと手で扇いで風を送っていたけど、妙に煌君が接近してきたから動きを止めた。



「なに、煌くん」

「俺たちも今度デートしよう」



まさかそう来ると思わなくて、私は煌くんの瞳を見つめて大きく目を見開いた。


デート?デートって言った?


嘘だ、煌くんは何かと理由をつけてデートしてくれないって言われてるのに。



「お、追い打ちかけないで!」



大きな衝撃の後に遅れて喜びがやってきて、私は両手で顔を覆って赤面を隠した。