「ゆづ~先週ごめんね、大丈夫だった!?」



週が明けて、朝練で先に学校に行っていた光は私に会うや否や抱きついて謝ってきた。

別に光が悪いわけじゃないのに。



「大丈夫、あの後良いことあったんだ」

「いいこと?聞かせて」



興味津々な光に何があったか伝えると、光はキャーキャー言いながら聞いて喜んで、そしてまた私に抱き着いてきた。


光はその日一日中そんな感じで、友達の恋路なのに全力で喜んでくれて嬉しかった。