カレシが嫉妬を覚えたら

「柚月ちゃーん、久しぶり」



確か、如月慧って言ったっけ。


煌くんの幼馴染で、何かと私に接近してこようとする人。


だけど記憶が曖昧なのか、そもそも私の顔なんて覚える気がないのか、光に話しかけていた。



「は?私は光ですけど」

「あれ、間違えちゃったごめんね」



へら、と笑って謝る如月くん。綺麗な笑顔だけど、どこか空虚で怖いと感じる。



「君たちそっくりだね」



何をしに来たんだろう。そもそも彼はどうしてここにいるの?



「でしょ、そっくりで自慢の友達ですけど何か?」

「あっは、中身は全然違うんだ、おもしれー」



まさかこんなところで鉢合わせるとは思ってなくて、目を合わせるのが怖い。


すると腰をかがめて、あえて私と目線を同じにした。