カレシが嫉妬を覚えたら

煌くんの指先が私の耳に触れて、驚いて肩が一瞬跳ね上がった。



「ゆづをこうやって頭なでてた人」



その手を頭に移動させて、優しくなでる煌くん。


信じられないシチュエーションに目を大きく見開いた。


煌くんがこれまで私に触れて来たことは一度もなかった。


当然、私からスキンシップを図ろうとしたこともない。


最近やっと会話できるようになって、触れ合えるようになるのはまだまだ先のことと思っていた。


だけど、壁を作っていた本人に打ち壊されてしまったのだから、この現実を受け入れるしかほかない。