カレシが嫉妬を覚えたら

あわてて振り返ると、部活用のチームジャージを着た煌くんがまっすぐ私に近づいてきていた。


私はびっくりしたあまり、立ち止まって煌くんの顔を見上げていた。



「煌くんだ……」



煌くんは無表情でじっと私の顔を見つめると、隣に立つ光に視線を移した。



「村田、ゆづと話したいんだけど少しいい?」

「もう帰るところだったからいいよ。ゆづ、兄貴連れてくるから先に外行ってて」

「うん、分かった」



突然現れた煌くんが学校外で私と話すことってなんだろう。


検討がつかないけど、話してみないことには分からない。


私は先に歩き出した煌くんの後を小走りで追いかけた。