カレシが嫉妬を覚えたら

「あるけど、言わないだけ」



胸を押さえて、目を逸らしてようやく言葉を発した。


こんなに幸せなのにこれ以上欲張ったらキャパオーバーで倒れてしまう。


現に心臓が驚いて、心拍数が信じられないほど上がってる。


大丈夫かな私、心拍数上がりすぎて倒れない?


思わずギュッと目をつぶって深呼吸をした。



「我慢してる?」



ところが煌くんの声が至近距離で耳をかすめて、驚いて目を開けた。


声のした方に顔を向けると、煌くんが私のすぐ隣に立っていた。


さらに身体をかがめて座っている私と目線を合わせた。


煌くんの綺麗な顔が近づいて、バクンと大きく心臓が飛び跳ねるのが分かった。