カレシが嫉妬を覚えたら

「あ、もうこんな時間か」



煌くんに飲み込みが早くて教えるのは楽しくて、時間が経つのが本当にあっという間だった。


もう18時だ。窓の外を見ると綺麗な夕焼けが見えた。


すると不意に煌くんが立ち上がった。



「今日こそ送る」

「だめだよ、その時間を復習に当てて」



家まで送ってくれるつもりみたいだけど、私の家まで往復してたら40分はかかる。


忙しい煌くんの時間をそのために割くのは気が引ける。



「だったら、今日のお礼に何して欲しい?」

「お礼……?」



送ってもらう提案を断ったら、煌くんは首をかしげて優しく問いかける。


お礼?……全く考えてなかった。彼氏と勉強するって、むしろ憧れだったからこれがご褒美みたいなものなのに。


それにしても、煌くんって律儀だな。