カレシが嫉妬を覚えたら

「補習の日程がインハイ予選と被るから赤点は避けたい」



そして焦る理由を聞いて納得した。


煌くんはハンドボール部で2年生だけどレギュラー。


部活のみんなに迷惑かけるわけにはいかないもんね。


だったら私も一肌脱がないと。



「いいよ、今日の放課後でいい?」

「ありがとう、助かる」



明るい声で承諾すると、煌くんは少し口角を上げて安心した顔を見せる。


いつも口を一文字に結んで無表情のイメージだったから、些細な表情の変化にドキドキする。


昨日から、無表情だと思ってた煌くんの、いろんな表情が見られて楽しい。