カレシが嫉妬を覚えたら

「しばらく練習で忙しくなると思う。構ってあげられなくてごめん」



なぜだろうと思ったら、冬休みは部活で忙しいから会えなくなるのがさみしいみたい。


でも大丈夫、煌くんは約束してくれたから。



「いいよ、だって煌くんはこれからもずっと、何年先も私と一緒にいてくれるんでしょ?」



つきあってたかが半年ほどで将来を誓い合うなんて、いずれ若気の至りとして苦い思い出になるかもしれない。


でも、煌くんは全力で私と向き合ってくれるんだから、同じ熱量でいなきゃ。


煌くんを安心させようと言葉にすると、煌くんが顔を中心に集めるようにぎゅっと目をつぶって口を閉じた。



「なんで顔しわくちゃにするの?」

「いや、尊くて」


煌くんの口から尊い、なんて飛び出してきたのがおかしくて私は声を出して笑った。