カレシが嫉妬を覚えたら

冬は闇夜に覆われる時間が長い。


あっという間に日が暮れて、私たちは焚火を囲みながら焼きマシュマロを作っていた。



「星が綺麗……」



空を見上げれば満天の星空。冬は空気が澄んでいるから一層綺麗だ。



「ゆづ、寒くない?」



肺に冷たい空気が入り込んで、吐く息が白い。


寒さに頬を赤くする私を見て煌くんは心配をしている。



「平気、楽しくって」

「よかった、楽しんでくれて」



煌くんは自分の楽しみより、私が楽しいかどうか優先してるみたい。


どうしたんだろう、何かあったかな。


私は煌くんと一緒にこの時間を楽しみたいのに。