カレシが嫉妬を覚えたら

「なんで泣くの?嫌だった?」



煌くんは肩を震わせている私に気が付き、鼻をすする音で泣いていると分かったらしい。



「幸せすぎて、キャパオーバー……」



素直に供述すると、後ろから煌くんの控えめな笑い声が聞こえた。



「泣いちゃうくらい素直でかわいいゆづが好き」



煌くんは包み込むように私の体を抱きしめるとまた好きだと言ってくれた。


「私も好き」と涙声で返事をして、お互いの気持ちを確かめ合った。


過去を振り返ったって仕方ない。


今の煌くんはこれだけ私を好いてくれるんだから、それを認めて応えなきゃ。


煌くんの描く未来には私がいる。


それを実現させるために、私もこれからは物怖じせずに煌くんに好きだと伝えよう。


私は煌くんのぬくもりに包まれながら目をつぶった。