カレシが嫉妬を覚えたら

「ごめん調子乗って。まさか腰抜けると思ってなかった」

「私もびっくりしたし恥ずかしい……」



世のカップルはあんなキスをしても腰が抜けないのだろうか。


それとも煌くんの経験値が高いからついていけなかっただけ?


どちらにしても、キスで腰が抜けるレベルではまだ先には進めないと思った。



「大丈夫、ゆづが慣れるまで俺も我慢するから」

「ほんとに?」

「うん、おいで」



警戒してるのに、おいでという言葉に従ってしまう私も大概だ。


ベッドの潜り込んで寝転がると、煌くんは電気を消し、横向きに寝る私に後ろから抱きついてきた。



「ゆづ、好き」



際限なく注いでくれる愛情が泣きたいほど嬉しい。



「大人になっても、俺の隣にいるのはゆづがいい」



泣くのを耐えていたのに、続く言葉に私は枕を濡らしてしまった。