カレシが嫉妬を覚えたら

煌くんの声は聞き取りやすく、深みがあって凛としている。


その一方で、その声で命令されたら従いたくなってしまうというか、一種の誘引力みたいなものがあって危険だと思う。


結局私は煌くんの全部が好きなんだなと痛感しつつ、夕食の時間まで煌くんとたくさんお話をしてまったり過ごした。


午後6時すぎ、作ったカレーをお皿に配膳して、リビングのダイニングテーブルで向かい合って食べることにした。



「おいしいね」

「うん、誰かと食べるとよりおいしい」



なんの変哲もない、誰でも作れそうなカレーライス。


だけど煌くんの存在があることで味に深みを増すスパイスと化す。


煌くんも誰かと食べるとおいしいと思ってくれているようで、同じ感覚を共有しているみたいで嬉しい。