カレシが嫉妬を覚えたら

鍋に蓋をして火加減を調整していると、お腹のあたりに重みを感じた。


煌くんの息遣いがすぐ近くで聞こえて、後ろから抱きつかれたんだって分かった。



「ゆづといると落ち着く」



煌くんは脱力した様子で私を抱きしめている。


煌くんにとって私は安心できる存在みたいで嬉しい。



「私はまだまだドキドキしてばっかりだよ」



でも、私はまだまだ遊馬煌という男の魅力に惑わされっぱなしで緊張してばかりだ。



「いつになったら慣れそう?」

「1年経ったらさすがに慣れるかな」

「徐々に慣れていけばいいよ、俺はずっとゆづの隣にいるから」



ふたりきりの時にしか聞けない優しくて甘い声。


その声を聴くと体が熱くなってゾクゾクする。


頷くと、煌くんは私の耳を甘噛みするようにキスをした。