今日は土曜日だから、煌くんのお母さんもいらっしゃるかなと思ったけど人の気配はない。


話を聞くと、職場の後輩が結婚式を挙げるため、今日は帰りが遅くなるらしい。


仲のいい後輩だから二次会まで行く予定だそうだ。


「だから、実質ゆづとふたりきり」

「そ、そっか……」



ふたりきりと言われるといろいろ想像してしまって、耐えきれず赤面した。



「すぐ真っ赤になってかわいい」

「と、とりあえず買ってきたもの冷蔵庫に入れさせてもらうね!」



煌くんは不意に接近してきたから、驚いた私は買ってきた物を盾にして進行を防いだ。


煌くん、今日はずっとこんな感じなのかな。


最近、ふたりきりになった時の甘え方が以前に増して過激になっている。