私は点滅する横断歩道を渡り、煌くんに手を振って別れた。


煌くんの心境に何があったのか分からないけど、今日だけの気まぐれでもなんでもいい。


煌くんと並んで歩けた、煌くんと他愛のない会話ができた。


一般的な恋人としては当たり前のこと。


だけど私からすれば、スキップして帰りたいくらいの一大事。


あの時、別れようなんて送らなくて本当によかった。


やっぱり私は煌くんが好きなんだ。