カレシが嫉妬を覚えたら

「ゆづ、後ろの方で見てたね」

「え、暗いのに分かったの?」

「うん、案外ステージの上から顔分かる。あとゆづのエプロンに見覚えがあった」



なんと煌くんは私の存在に気が付いていたらしい。


しかもよりによってエプロンで判別されるとは。


家で普段使いにしてる、ひよこのイラストがプリントされたかわいいエプロン。


この前家に来た時煌くんに「それ着てると保育園の先生みたい」って言われたんだった。



「ゆづがいてもいなくても、俺があの発言したことは変わらない。最初から言うつもりだった」



煌くんは、少しさみしそうな目をして私を見つめる。


私が目立つの嫌いって分かってるから、嫌がると思ったんだろうな。



「迷惑だった?でも、いちいち取り締まるより全体に牽制かけた方が早いと思って」



驚いたけど、煌くんも考えなしに言ったわけじゃないのも分かってる。