カレシが嫉妬を覚えたら

どんなイケメンなのだろうと目をこらすと、パーツひとつひとつが精工で繊細で中性的な男の人だった。


男だけど美人という言葉が似合う、弩級のイケメンが姿を現した。



「本当にイケメンだ……」



モデルやってるって言ったっけ。確かに迫力とオーラがすごい。


でも、周りの女子に見向きもせず風夏ちゃんを見つめてるのいい、推せる。


なんて、私もさっきの先生みたいになってしまった。


そして彼氏のサプライズ登場に驚きつつ嬉しそうな風夏ちゃんがかわいい。


あんなイケメンと付き合ってたら風夏ちゃんがかわいくなったのは納得だ。


これからも末永く、私の大切な友達の風夏ちゃんをお願いします。


私は遠くから彼らを拝んだ。



「俺とどっちがイケメン?」

「ひえっ!」



その瞬間、聞き覚えのある声が耳を掠めた。