カレシが嫉妬を覚えたら

妄想を遥かに超越した展開に夢見心地が続いてる。


まさか煌くんがああいう形で牽制するなんて。


もちろん私からお願いしたわけじゃないから、あれは煌くんの独断。


自分の意見を周りに納得させる形で伝えることができてすごい。


まさに私の憧れていた凛々しい煌くんの姿そのものだった。



「な、何この人だかり」



煌くんを想いながら自分たちのクラスに寄ると、こっちでも女子がきゃいきゃい言いながら人だかりを作っていた。


今度は何事!?



「あっ、ゆづ!ねえ聞いて、風夏が彼氏連れて来たの!イケメン過ぎてやばいんだけど!」



どうやら、あの人だかりの中心に風夏ちゃんの彼氏がいるらしい。


頭一つ分抜けてる茶髪の人がいるけど、あれが風夏ちゃんに彼氏かな。



「マジでかっこいい……やるじゃん風夏!」



珍しい、光が大興奮だ。美形なお兄ちゃんに囲まれてイケメンに慣れている光がこんなに興奮してるなんて。