カレシが嫉妬を覚えたら

次の瞬間、笑顔の破壊力に正気を失った女子の甲高い黄色い声と、漢気に感銘を受けた男子の野太い声が混ざり合って、会場のボルテージは最高潮に。


あまりの声量に体育館が揺れた。


後から聞いた話、その時の声は外まで響いていたらしい。


なかなか興奮は冷めやらず、会場が静かになったのは煌くんがステージの裏に消えてからのこと。


その後最終審査があり、審査員の先生4人は満場一致で煌くんを選んだ。



「一途なところがいいですね」

「彼女以外にブレない姿勢が推せます」



煌くん限界オタクと化した先生たちが笑いを取ったところで、私はそっとその場を離れた。