カレシが嫉妬を覚えたら

無意識にあんなに甘えてたってこと?それはそれで驚きだ。


どう答えたらいいか分からなくて冬斗くんに助けを求めたかったけど、いつの間にか「まあいいや、出場する人集めてくる~」と早い切り替えで教室を出ていった。


変に周りから注目されてしまったので場所を変えたいと言うと、部室に用事があるらしい煌くんにおともするついでに話すことにした。



「俺ってそんなに別人みたいにゆづに接してる?」

「うん、感情豊かでかわいい」

「かわいい?それってどういう意味合い?」



思わずかわいいと口走ると、煌くんは理解不能だとでも言いたげに表情を変える。


ほら、そういうところ。他の人の前ではそんなにコロコロ表情変えないでしょ。



「かわいくて胸がぎゅってなる。母性本能みたいな感じ?」

「それって、要は俺のこと好きってこと?」

「そうだよ、好きだからかわいいって思うの」

「よかった、どっちにしろこのスタンス変えるつもりはないけど」



煌くんは安心してふふんと鼻を鳴らす。


しかし、その自信に満ちた顔が徐々に曇ってきた。