カレシが嫉妬を覚えたら

「いいよ、今日はいいことありすぎてバチが当たりそう」

「いいこと?」



私の顔を覗き込んで聞き返すその仕草にすら魅了されて、体温が一度くらい上がった気分。



「だって煌くんと一緒に帰れたし、いっぱい話せたから」



私、うまく喋れてるかな、心臓の音がうるさくて自分の声が上手く聞き取れない。



「今日はありがとう煌くん」



それでも煌くんの顔を見て、笑ってお礼をする。


その時ちょうど横断歩道の信号が変わったから、渡ろうと一歩踏み出す。



「ゆづ」



すると、後ろから声をかけられた。