カレシが嫉妬を覚えたら

「佐野ちゃんありがとう」



翌日の昼休み、私はなぜか冬斗くんをはじめとする生徒会のメンバーに熱烈に感謝されていた。

ちなみに冬斗くんは書記らしい。



「おかげであれだけ渋ってた煌がミスターコン出場してくれることになったよ、本当にありがとう」

「いや、私は別に……」

「煌がね、“俺じゃなくてゆづに感謝しろ”って言ってたんだ。それもこれも佐野ちゃんが説得してくれたおかげだよ、ありがとう」



冬斗くんの背後には、生徒会の先輩たちが大きく頷きながらありがとうと復唱している。



「なに、この絵面」



すると、噂をすれば煌くんが私のクラスにやってきて無表情でツッコミを入れた。