カレシが嫉妬を覚えたら

「ゆづ?」

「ううん、なんでもない」



平気なふりをして歩きだしたけど、煌くんは不自然な歩き方をする私を見て立ち止まった。



「足ひねった?」

「この前足を引っかけられた時に、クセがついちゃったみたいで……」



足を引っかけられ捻挫して以来、少しひねっただけで軽く捻挫してしまうようになった。



「ごめん、もう少しだから俺の家で休もう」

「いいよ、痛いけど歩けるから」

「悪化してからじゃ遅い」

「うっ、はい……」



煌くんのせいじゃないから手当してもらう必要はない。

そう思ったけど煌くんが怖い顔をするから、半ば強制的に自宅にお邪魔することになった。