カレシが嫉妬を覚えたら

涙が落ち着いた頃、家を目指してまた歩き出した。


住宅街の一車線の道路を渡ろうと瞬間、煌くんに腕を引かれてバランスを崩した。



「えっ、煌くん!?」



すると、後ろから猛スピードで車が私たちを追い越していった。



「今の車無灯火だったな、危なかった……」



煌くんは私を助けてくれたみたいだ。


もう少し判断が遅れていたら接触していたかもしれない。



「ありがとう煌くん。全然見えてなかった」

「いや、今のは車が悪い」



しばらく2人で呆然として、安全を確認してから歩みを進める。


すると、ズキンと足首に鈍い痛みが走った。


もしかして、この前捻挫したところまたひねった?