カレシが嫉妬を覚えたら

と言っても私はモテないから、如月くんと接する時以外に心配はいらないかな。


私としてはどこにいってもモテモテの煌くんの方が心配だけど。この前だってナンパされてたし。


でも、今は将来的な不安より目先の安全確保が先だ。


絶対補修にはなりたくない。がんばらなきゃ。


こうして3人での勉強会が始まった。


煌くんは理系だから私のテスト範囲はとっくの昔に履修済み。


丁寧に教えてくれて、分からなかった問題も理解することができた。



「ゆづ、夏休みどこ行く?」



勉強を始めて1時間後、3人で課題に集中していると、煌くんがふと顔を上げた。


煌くんは私の不安を溶かして安心に変えるのが上手だ。


そうやって私を主体にした質問をするから、私のこと好きでいてくれてるんだなってしみじみ感じる。