カレシが嫉妬を覚えたら

「ありがとうございます!」

「まだちょっと芋っぽいけど」

「がんばります!」



芋っぽいと言われても、他人から見て分かるくらい変わったと言われたその事実が嬉しい。


笑顔で拳を丸めると、如月くんは目を見張った。



「あれ、前向きになってる。変わったね柚月ちゃん、俺頑張ってる子好きだよ」



如月くんはなぜか私の頭に手を伸ばす。


すると部屋のドアが勢いよく開き、煌くんがおぼんにペットボトルとグラスを乗せて戻ってきた。


しかしその顔は般若のように恐ろしく、怒りは如月くんに向けられていた。



「慧がゆづを褒めるな。ゆづは素でかわいいからいいんだよ」

「お前さあ、彼女のことになると沸点低いのなんなの?もう狙ってねえから」

「狙ってないなら口説くな、そして触るな」

「ガチギレじゃん……」


如月くんはコミュニケーションを図ったつもりが煌くんに怒られてたじたじ。


煌くんはどうやら独占欲が強くて嫉妬深いタイプみたいだから、私も異性と接する時は気をつけよう。