カレシが嫉妬を覚えたら

「おかえり~、煌勉強教えて……あっ」



そして煌くんの部屋を開けると、どういうわけか、ベッドに寝そべってスマホを見ていた煌くんの幼馴染・如月くんがいた。


なんで如月くんがそこに?あれ、玄関の鍵閉まってたよね。



「なんで如月くんが?」

「慧、鍵のありか知ってるからこうやって勝手に入ってくるんだよ」

「仲いいんだね」

「ごめん、俺帰るわ。また今度教えて」



せっかくだし3人で勉強するのもいいかと思ったけど、如月くんは荷物をまとめて出ていこうとしている。


私は立ち上がった彼の腕を掴み、気を引いた。



「一緒に勉強しましょう!」

「いや、柚月ちゃんが良くても煌はふたりきりがいいだろ?」

「うっかり襲ったらまずいから、慧がいてくれると助かる」


如月くんが目配せすると、煌くんはとんでもないことを言い出した。私と如月くんはどちらも目を丸くして顔を見合わせた。



「……だそうです」

「それは……俺が間に入ってあげないとダメだな」



お互いのまんまるの目を見つめて同時に頷いた。


煌くん、涼しい顔でそんなこと言うなんて。


もしふたりきりだったらどうなっていたのか。


想像したら次第に顔が熱くなって、如月くんの前なのに耐えきれず赤面してしまった。