カレシが嫉妬を覚えたら

「な、なに?」

「今日はかわいいってより綺麗だな。その髪型好き」



この人は本当に、無表情で無感情と言われる遊馬煌?


煌くんの口から綺麗だなんて言葉が飛び出してきて私は二度見してしまった。



「びっくりしすぎ」



しかもその幸せそうな表情は何?


ちょっといたずらっぽく笑って無邪気さが加算されている。



「ゆづ?」

「ちょっと待って、いきなりキャパオーバーになっちゃうから褒めるのやめて!」

「嫌だ、いい加減慣れて」



多大なるときめきの供給に脳がショートしてしまう。


待ったをかけたけど煌くんは聞き入れてくれなくて、いたずら心のある嬉しそうに笑みを浮かべて目的地に向けて歩きだした。