カレシが嫉妬を覚えたら

✩ ☆ ✩


髪をおろすのはふたりきりの時にしてと言われたので、デートの日は髪を下ろして巻いていった。


苦手なメイクも女子力の高い光のおかげでなんとかなった。


煌くん、かわいいって言ってくれるかな。


期待して待ち合わせ場所の駅前にいくと、煌くんらしき人を見つけたけど、大学生くらいの女性2人にロックオンされて話かけられていた。


煌くんが逆ナンされてる!


確かに私服大人っぽいし、背も高いから大学生に見える。


さすが煌くん、年上にもナンパされちゃうんだ……じゃなくて、なんとか助けないと。


煌くんは無表情でスマホを見つめ無視を決め込んでる。


私はスマホから〈着いたよ〉と送って煌くんにそっと近づいた。