カレシが嫉妬を覚えたら

途端にバランスを崩し、足がもつれてこけてしまった。


気がついたら運動場の砂利の上に膝をついていて、何が起こったのかまるで理解できなかった。


幸い、男子が四隅を支えてくれていたからテントは大丈夫だったけど、みんなの視線が痛い。


何やってんだって冷たい視線を向けられた気がして、顔を上げられなかった。



「え、大丈夫?」

「せんせ~、女子がこけたから待って」



迷惑かけて最悪だ。早く立ち上がろうとしたけど、足首に痛みを覚えて立ち上がることもできなかった。


こけた時に足をひねってしまったみたい。


移動の途中だったため誰も手を貸すことができず、私が持っていた柱は先生が持ちかえて、部室の前あたりの空いたスペースに移動した。



「あはは、鈍くさっ」

「何してんの佐野さん、しっかり支えないとって言われたよね」



私の周りに誰もいなくなると、いつも私に嫌がらせするあの3人組に笑われていることに気が付いた。


次第に状況が掴めてきて、足を引っかけられたのだと分かった。