カレシが嫉妬を覚えたら

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その週の土曜日は体育祭。


そのため前日の金曜日から、全校生徒総出で丸一日使って体育祭の準備を進めていた。


体育祭の実行委員は明日使う小道具などの確認をして、部活に所属している人は顧問の先生の指示のもと動いていた。


そして帰宅部は椅子の準備やテントの設営。私と風夏ちゃんは帰宅部だから、一緒に行動していた。



「明日の色別リレー、遊馬くん出るらしいよ」

「やっぱり煌くん出るんだ。本人は目立ちたくないから走りたくないって言ってたけど」



風夏ちゃんと一緒にパイプ椅子を並べていると、グラウンドの真ん中でリレーの練習をしている煌くんが目に入った。


煌くんの走ってる姿、かっこいいからまたファンが増えちゃうな。


ちょっと嫌だけど、私も全力で走ってる煌くんが見たいから仕方ない。


遠くからバトンの練習をする煌くんを見ていると、どこからともなく助けを呼ぶ声が聞こえた。