そんなに驚くと思わなくて、びくっと震えた拍子に水筒の中の水が少しこぼれた。
「ちょっと、いつの間にそんな進展してんの!?」
「もっと詳しく聞かせて!」
ものすごい勢いで詰め寄られて焦ったけど、なんとか落ち着かせてなぜそうなったのかを語った。
3人は今度は打って変わって、しんみりした様子で「ゆづが幸せそうでよかった……」と何度も頷いていた。
「それにしても、ゆづってあんまり自分のこと語らないよね。もっと濃い恋バナ聞きたいんだけど」
ふと、秋華ちゃんが私を見て不思議そうな顔をする。
「私は自分のことより、みんなの話を聞いて幸せになるタイプだから」
笑って理由を述べると「確かに恋バナって楽しいよね」、そうみんなが納得してくれたから安心した。
でも、本当はそんなの嘘。
煌くんとの関係がいつまで続くか分からないから、みじめな思いをしたくなくて口を閉ざしてるだけ。
裏を返せば、煌くんに飽きられたら怖いと思うほど彼のことが好きなんだと痛感した。
私のこと、ずっと好きでいて欲しいな。
いつしかこんな願いを抱くようになった自分がいることに驚いた。
「ちょっと、いつの間にそんな進展してんの!?」
「もっと詳しく聞かせて!」
ものすごい勢いで詰め寄られて焦ったけど、なんとか落ち着かせてなぜそうなったのかを語った。
3人は今度は打って変わって、しんみりした様子で「ゆづが幸せそうでよかった……」と何度も頷いていた。
「それにしても、ゆづってあんまり自分のこと語らないよね。もっと濃い恋バナ聞きたいんだけど」
ふと、秋華ちゃんが私を見て不思議そうな顔をする。
「私は自分のことより、みんなの話を聞いて幸せになるタイプだから」
笑って理由を述べると「確かに恋バナって楽しいよね」、そうみんなが納得してくれたから安心した。
でも、本当はそんなの嘘。
煌くんとの関係がいつまで続くか分からないから、みじめな思いをしたくなくて口を閉ざしてるだけ。
裏を返せば、煌くんに飽きられたら怖いと思うほど彼のことが好きなんだと痛感した。
私のこと、ずっと好きでいて欲しいな。
いつしかこんな願いを抱くようになった自分がいることに驚いた。