海斗。 私と悠真の大切な息子。 千春にも会わせたいな。 胸元に光るネックレスは、今でも大切な宝物。 これを見るたびに、あの頃を思い出す。 だから頑張れるんだ……。 「この法改正が決まれば……。」 そう言って何度も何度も。 だけど、根強い考えがそれを成功させようとしてくれない。 「兄弟って、いいものよね、海斗……。」