その時、千春の胸元で光るネックレスが目に入った。



あれは……。




「それ……。」



私が指をさして言う。



「あ、これ?物心ついた頃からつけてるの。」





やっぱり。




あのネックレスは王族のみがつけてるとされてる特別な金属で作られたものだ。




そして何より……。




あのデザインは私と同じもの。




その時私は確信したんだ。




やっぱり、千春は私の妹だったんだね。




「どうして?」



「ううん、可愛かったから……さ。」