私に仕える執事は甘すぎる。




あれから名前を聞いた後、チャイムが鳴ったから瑠愛は逃げるように校舎の方へ走っていった。


こんなに泣いたのも久しぶりだった。


ましてや女なんて一生関わりたくないとまでも思っていたのに女に励まされるなんて。




俺は瑠愛に一目惚れしてしまったらしい。



次の日から俺は瑠愛を探し回った。


でも見つからなかった。

高校も瑠愛のいる高校なら行こうと思えたんだ。

だから色んな人に聞いて回った。

先生にも聞いた。そしたら赤塚高校に行くと言っていたらしい。


だから俺も赤塚高校に入学したんだ。