あれは確か小学6年のクリスマスイブ...

俺は神崎に電話をかけた。

不安で...

ドキドキして...

勇気を出して 発信ボタンを押した。

プルルルル♪

コ-ルが何度か鳴る。

コ-ルが止んだ。

出たッ...!!

茜『もしもし...??』

和真『よ~!! 元気か??』

茜『ぅん☆ 元気!! ケ-キも食べたし♪』

和真『あの~ちょっといいかな??』

よし!! 言うぞ!!

茜『ぅん!! イイよ☆』

和真『あのさッ俺 神崎のこと すきなんだよな!! だから付き合ってくんない??』

茜『.....』

ヤバッ...!!

この沈黙は何だ!!!

和真『返事はメェルでいいから!! じゃ切るな~!!』

ピッ...

プーップーッ...

言えた...!!

鏡を見なくても 今 自分の顔が 赤いのがわかる。

直接会って言った訳じゃないのに...

めちゃくちゃ恥ずかしい...

俺はすぐベッドに入って寝てしまった。

ウキウキしながら...

俺は正直 茜にフラれると思っていなかった。

小学生の時は告白したらOKが来るものだと思い込んでいたのだ。

それに神崎とは仲が良かったから なおさらだ。

夢を見た。

神崎と仲良くデ-トしてる夢...

デ-トと言っても近くにある公園だ。

楽しく遊んでいる...