チャラ男の本気は甘すぎる




『キミかわいいから
お願いがあったら聞くよ?』って言ってくる、リーダーっぽい金髪の男の子。



他の男の子たちも、『かわいいね』って言いながら、優しく接してくれる。



……自分で言うのもなんだけど、容姿が優れてる自覚はある。


いつもそれでまわりから寄ってきてくれて、中学の頃も友達ができた。



でも……




「……ねぇ〜、そっちから話しかけてきたのに無視?」

「それはないんじゃない?」



「あ……の……」




友達ができたのは、


こういう時、ちゃんと返せる笑莉が隣にいたからで。



私一人だったら…




「…なんか絡みづら。
あっち行こうぜ」


「だな」



「……」




男の子たちは気まずそうにこっちを見ながら、別の場所へ移動した。



結果オーライって言ってしまえばそうなんだけど。




『顔はいいけど、おまえ根暗すぎ。
笑莉ちゃん見習えよ』




……おんなじ顔、してたな。