最初に話しかけてくれたのは紫央くん。
その時、チャラ男とか言われてたし、
『紫央って女は誰でも好きだから相手してくれるだろうけど』
同じクラスの金髪男子にだって、そう言われてた。
「……たしかに最初は顔だったけど、
今はちげぇし」
「え…」
「憂莉が俺には心開いてくれてるって感じがして、
俺は憂莉といることが嬉しいんだけど?」
「紫央くん…」
「だから笑莉ちゃんに会いたいとかはないよ。
ただ……家族には気に入られてた方がいいでしょ」
「あー…。
笑莉、友達関係にもちょっとうるさかったから…」
「……んー…まぁそういうことでいいか」
紫央くんは何やら小声で喋って、ガシガシと頭を掻いた。
「憂莉、門限とかある?」
「特には…」
「じゃあもうちょっと俺の部屋でゆっくりしよっか」



